リッチー・ブラックモア
リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore, 1945年4月14日 - )は、イギリス出身のギタリスト。ローリング・ストーン誌の2003年8月号のカバーストーリー、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」に於いて第55位。身長179cm。
1960年代後半の、いわゆるニュー・ロックやアート・ロック等と呼称された一連のロックの変革の時代に登場したディープ・パープルというバンドが、「ハード・ロック」の定型を作り上げたという意見が多いが、その中にあって、特にリッチー・ブラックモアの存在は軽視出来ない。
最も注目を受けている「ギタリスト」という分野に於いては、それまでペンタトニック・スケール一辺倒だったロック・ギターに、クロマチック・スケールやハーモニック・マイナーを取り入れ、クラシック曲も大胆に取り入れる等、音楽表現の拡大に寄与したとされている。ハード・ロック演奏時の使用楽器はフェンダー・ストラトキャスターが有名。ストラトキャスターには指板をえぐる(スキャロップド・フィンガーボード)、トレモロアームを交換する、ピックアップのワイアリングを換える等の改造が施されていた。ディープ・パープル初期は、ギブソン・ES-335を平行して使っていた例もあるが、バンドがハード・ロック色を明確に打ち出して以降は、ほぼ全面的にストラトキャスターを使用している。特にトレモロ・アームの使用方法は個性的と言われており、ブリッジを固定するスプリングを減らして、より多くの振幅を得るなど、様々な工夫がなされていると言われている。しかし、ディープ・パープル再結成以降から近年ではアームは殆ど使用していない。95年のYOUNG GUITAR誌でのインタビューによれば「あの頃(活動初期)はあまりアームを使うプレーヤーが少なかったが、現在は多く用いられるようになったので辞めた」と(あるインタビューでは「アームはもう土に埋めて葬り去った」とも)発言をしている。アンプはマーシャルの200Wアンプを好んで使用していたが、再結成レインボー以降ではENGLEのハイゲインアンプも気に入り、多く用いている。ピックは鼈甲製の「ホームベース型」と呼ばれる物を長年愛用している(本人は野球嫌いの為「ホームベース型」とは呼んでいない)。
作曲家としては、商業的に最も成功したとされる第2期ディープ・パープルの楽曲の殆どを中心となって作ったとされており、それら一連の功績から、ブルースとポップのセンスをほどよく持ち合わせたソングライターと評されている。
ブラックモアズ・ナイトでは、アコースティック・ギターを中心に演奏し、キャンディス・ナイトのリリカルなヴォーカルを演出する事を重視している。過去の実績に加え、もともとミュージシャンでは無かったキャンディス・ナイトの素質を見抜いた点などから、プロデューサーとしての才能を評価する者も多い。
近年はハードロックから一線を置いた活動がメインとなっているが、かつてのディープ・パーフルやレインボーの頃の様にロックの最前線でギターを奏でる彼を待ち望む声も多数存在する。
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